Amazon Echoは、音楽や天気情報、ニュースを聞いたり、タイマーや目覚ましとして活用したりと、単体でも色々できるのが魅力ですよね。さらに、スマートホーム機器と組み合わせると、音声操作や自動化もできるようになるんです。
でも知らない間にどんどん種類が増え、現在家庭用だけでも10種類もあるそうです。それぞれ機能やデザイン、価格帯が異なるため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。(私もその一人ですし)
ということで、今回は目的別におすすめモデルをチェックしてみたいと思います。Echo選びの参考になりましたら幸いです。
ディスプレイ付きと音声のみモデルについて
今後発売されてくる新機種を含め、Amazon Echoを選ぶ上で大切なポイントがあると思ってます。というのも、Echoの操作方法は大きく2つに分かれ、音声操作のみのスピーカーモデルと、音声&画面タッチ操作のディスプレイ付きモデルがあるんですね。
音声操作のみでは、どこに置いても問題ありませんが、画面タッチ操作のディスプレイ付きモデルでは、画面タッチしやすい場所に置く必要がありますし、逆にそうしておかないとディスプレイのメリットを感じにくいんです。
例えばリビングにEchoを置くところを想像してみてください。
あまり人が近づかないテレビ横などにディスプレイ付きモデルを置くと、画面にタッチする機会が少なく、表示情報も見やすいとは言えません。こうなるとディスプレイの便利さを実感できないと思うんです。
なぜこんなことを最初にお伝えするかというと、円安が長く続いたこともあり、最近のディスプレイ付きモデルはお値段が高くなってきているんですね。ディスプレイ付きであることの便利さを実感しないと、「こんなに高かったのに、なんだかイマイチ使えない」ということにもなりかねません。
ということから、スピーカーモデルはどこに置いても良いですが、ディスプレイ付きモデルでは置き場所を選ぶ必要がある、ということをまず念頭に置いておきましょう。
それぞれの目的でおすすめのEchoは2、3個あるので、そうしたことを考慮に入れつつどれにするか検討いただければ良いかと思います。
とにかく手軽にスマートホームを始めたい!
スマートホームができるかわからないけど、でも試してみたい!そんな初めてさんにはお手頃価格の「Echo Pop」と「Echo Dot」がおすすめ!
とにかく安く済ませたいのでしたら「Echo Pop」が良いでしょう。

温度センサーやモーション検知、スマートホームハブ機能といった機能はついていませんが、音声操作など基本機能に特化していて、スマートホームの入り口としては最適と思います。
エコードットはAlexaが応答すると台座部分がほぼ360°光って、反応していることを教えてくれます。

どの場所にいても自分の音声に反応しているかどうかを視覚的に確認できるので、LDKなど広い場所に置く方にはぴったりだと思います。
高音質な音楽を楽しみたい!
高音質な音楽が楽しみたいな、という場合には「Echo Studio」がおすすめ。

ドルビーの立体音響技術であるドルビーAtmos(アトモス)や、ソニーの「360 Reality Audio」にも対応していて、Echoシリーズの中でもトップクラスの音質と言っても良いでしょう。
Echo Studioを2台組み合わせて利用するステレオペアにも対応していますね。
Echoデバイスだけで高音質を追求するならば、Studioがおすすめ。ただ「Echo Pop」や「Echo Dot」もステレオペアで2個置きするだけで、6畳から8畳くらいの部屋でしたら素晴らしい音の広がりを体感できると思います。
もっともっと音響にこだわりたいのでしたら、Alexa対応のAVレシーバーを導入して、お好きなスピーカーを使って音声操作で音楽を聴くこともできるので、そうした洗濯をしても良いかも。
(参考までにですが、我が家は高音質にこだわっているわけではありませんが、AVレシーバーと天井スピーカーの組み合わせで音声を楽しんでいます)
YouTubeや映画を見たい!
音楽はともかく、YouTubeや映画を楽しみたい場合では「Echo Show 8」、「Echo Show 10」がおすすめ。
昨年2024年には「Echo Show 8」も第3世代へリニューアルされて「Echo Show 10」とほぼ同じような機能が内蔵されて価格差が小さくなりました。
現在でもスペースが許されるのでしたら「Echo Show 10」の方が画面が大きい分、YouTubeや映画は見やすいと思います。ちなみに、ニュースや天気、音楽情報などで十分という方は「Echo Show 5」もおすすめです。
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インテリア重視!
お部屋に置くのに調和性が欲しい、インテリア性を重視したい、という場合には「Echo Pop」「Echo Dot」「Echo Spot」の3つがおすすめ。

ここで言うインテリア重視というのは、既存のインテリアの雰囲気を邪魔しない、むしろインテリアの中に溶け込むデザイン性ということ。
男性はあまりこだわらないかもしれませんが、女性は結構こだわるところですよね。
- カラフルなバリエーションの「Echo Pop」
- 手のひらサイズのコンパクトな「Echo Dot」
- 情報表示できる可愛くスタイリッシュな「Echo Spot」
3つに絞っても、かな~り悩みそうなところですよね。
Echo Spotにはディスプレイが付いていて、元々スマートアラームクロックというコンセプトだったことからも分かるように、時計や天気、再生中の楽曲名などシンプルな情報が表示できます。
何かと時計が見えると本当に便利なので、そのクロックの表示デザインが6種類、色も6種類選べるのが、お部屋にあったデザイン・カラーが選べるし、置くだけで楽しくもなりそうですね。
家族間で情報共有したい!
家族間で情報共有したい!という方には、やはり「Echo Show 15」でしょう。
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昨年には第2世代が発売され、お値段が5万円近くになりました。

少しお高いですが「Echo Show 15」の大きな特徴は、A4サイズを超える大画面、そしてウィジェット、スケジュール、リマインダー、付箋、天気など常に画面上で表示できること。そのため家族の間で掲示板代わりに活用できます。
壁掛けを前提ともしてますが、PCのディスプレイみたいに台にも置けるので、日本の住宅事情的に壁掛けが難しい場合には机の上においても良いですね。
(デバイスの厚みが4cm弱なので、壁にかけてもとってもスッキリとします)
家族みんなが出入りし、配線が見えても気にならない場所、例えば玄関のシューズボックスの上とか、リビングの隅にありそうな小さな棚の上に配置すると便利かと思います。
スマートホーム機器を一括して管理したい!
スマートホーム機器を一括してコントロールしたい方におすすめなのが「Echo Hub」。

この「Echo Hub」は、注文住宅を建てた方にはお馴染みのヘムスコントローラー(Home Energy Management System Controller:住宅内の色々な設備や機器をまとめて管理したり制御するシステム・コントローラー)のようなもので、Alexaに対応したスマートホーム機器をディスプレイ上に表示させて管理することに特化したデバイスです。
2024年に発売され、当初は初期設定が難しいなどのレビューも多くあったようですが、現在はそうした点含めて操作性が改善されたり、タッチパネルでの直感的な操作やウィジェットを使ったスマートホーム機器の管理がスムーズにできるなど、かなり評価が上がってるようですね。
こうしたソフトのアップデートやマニュアルの充実によって当初よりも扱いが容易になっていて、スマートホーム初心者でも比較的扱いやすくなっているとは思います。ただ、より手軽にスマートホームを始めたい場合には、他のEchoシリーズからまず試してみる、というのがオススメかな、とも思います。
一人暮らしのシニア世代へのプレゼント!
最近急激に増えているのが、
70代以降のシニア世代へEchoデバイスをプレゼントする子供世代。
家の中で転んだり、体調が悪くてベッドから起き上がれない、そんな時でも声は出せることが多いので、何かあった時「音声操作で電話をかけることができる環境がある」、というのは、子供世代にも心す良い存在になりますね。
私自身も1人暮らしの母(75歳)にEchoデバイスをプレゼントして、現在母にAlexa操作に慣れてもらっている最中。私自身の経験も踏まえると、シニア世代へのおすすめは「Echo Show 10」あたりかな、と思います。

70代以降のシニア世代にとっては、画面は大きいほど見やすい傾向にあると思いますし、「Echo Show 10」は声と人の動きを感知して、ディスプレイが自動で追従するモーション機能も搭載してます。
スマホアプリからディスプレイを回転させて、上部のカメラで部屋の様子を確認することもできたりします。ただ、親子とはいえカメラで室内を見ることはプライバシーに関わることなので、カメラ部分は物理的にレンズで隠すこともできますね。
首振りをするということから、これまで見たEchoシリーズでは1番大きなスペースをとりますが、使用目的から考えると、この「Echo Show 10」がシニア世代にはとても便利に活用できそう。
我が家では、当初第3世代の「Echo Show 5」を母に使ってもらってましたが、やはり画面が小さいみたいで、文字が見えづらかったり写真や動画も迫力的には私が期待した印象を持ってくれないみたいです。
これでは私のプライドが許さん(笑)ということで、近々この「Echo Show 10」を用意して実家にセットアップする予定です。どんな反応をするか、今から楽しみですね。
我が家のEchoシリーズについて
最後に我が家にあるEchoシリーズについて。
最近リビングの模様替えをしましたことも関係しますが、我が家のAmazon Echoについてお話ししますね。
「これ使えそう」と思ってこれまで購入してきたEchoデバイスは、実に6種類。
新居で2年近く暮らした結果、現在の我が家の暮らしのスタイルには、コンパクトサイズのスピーカータイプのエコーで十分かなと思っています。
理由は3つありまして、
- Echoデバイスは1つで良いこと(LDKが1つの広い空間であるため)
- 映画やYouTubeは大画面で見たいこと(なので EshoとはことなるTVなどで見ればOK)
- 画面タッチの操作は不要(スマートホームの魅力は音声操作と自動化にあると思っているので)
こうしたことから、今の家に関しては、ディスプレイ付きEchoである必要はなく、スピーカータイプで十分なんですね。
今年発売されたEcho Spotも使ってみたものの、結局180°の角度から反応が分かる「Echo Dot」タイプが1番活躍しています。ちなみに仕事場のデスクに「Echo Show 5」、ランドリースペースに「Echo Show 8」を置いています。
あくまで私の場合ですが、ディスプレイ付きの「デメリット」として感じてるのは、画面表示がコロコロ変わり、時々Amazonで購入したものの配達状況など余計な情報も表示されるので、デスクワークや家事に集中しにくいことがあります。液晶の良さは実感していません。
勿論過去の家でディスプレイ付きモデルが活躍していた時期もあり、どういった環境で使うかにも大きくエ供されるところ。今後、間取りや置く場所、暮らし方が変わることで、使いたいEchoデバイスも変わってくる、ということも言えますね。
以上、ご自身にあったEcho選びの参考になりましたら幸いです!
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