HiDock H1を試してみた|AI文字起こしとノイズカット搭載のUSBドック

さて今回は以前からずっと気になっていたUSBドック「HiDock H1」をチェックしてみました。

実際に使ってみた感想としては、多くの方が「これ、欲しいかも!」となると思います。兎に角機能が盛りだくさんで驚かされると思いますよ。

パッと見たとき、『あれ?なんか懐かしい…』って思う方も結構いそう。昔観てた『チャーリーズ・エンジェル』に出てきそうなスピーカーっぽい雰囲気です(多分分かる人少ないかな?笑)。そんなちょっとレトロな見た目が、またガジェット好きにはたまらない?(笑)

では早速中身を見ていきますしょう。

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HiDock H1の概要と開封

このHiDock H1、普通の11ポートハブかと思いきや…なんとChat GPTまで内蔵してるんです。最初に聞いたときは「え?USBドックにAI?」って思ったんですが、実際使ってみたら「これは便利かも」って納得しました。

箱を開けると、まず一番上にいくつかの書類が入っています。クイックスタートガイドと、「ご購入ありがとうございます」というサポートカードが入っていて、こういう気遣いは嬉しいですよね。

さらに、小さな手紙も同封されています。

これはWindowsのノートパソコンやMacで使用する場合のセットアップ方法が書かれていて、紙に記載されたQRコードをスキャンするとチュートリアルにアクセスできるようになっています。

HiDock H1本体は、上質な素材のポーチに包まれていて、高級感があります。

付属のケーブル類としては「USB-C to USB-Cケーブル」が1本。これは高速データ転送に対応している高品質なもののようです。そして「USB-A to USB-Cケーブル」も1本入っていました。これらはとても便利な追加アイテムです。

次に150Wのパワーブレイクと電源ケーブルが付属しています。

これはたくさんの機器をドックに接続することを考慮したものですね。ドック自体と接続されたノートパソコンに十分な電力を供給できるようになっています。

さらにオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンも付属しています。後ほど詳しく説明しますが、非常に面白いアクセサリーです。

HiDock H1の機能と仕様

ポートと機能について

次に、HiDock H1の背面にあるポート類を見ていきましょう。

最初に手に取ったときは「まあ、よくあるUSBドックでしょ?」なんて思ってたんですが、これがなかなかの多機能っぷり。結構驚く人も多いと思います。

  • 2.5Gbps イーサネットポート
    有線でガッツリ安定したネット接続を確保できるやつ。リモートワークでZoom会議中に「回線落ちた!」なんてこともなくなりそう。
  • USBポート ×2:一つは5Gbps対応、もう一つは10Gbps対応。実際に外付けSSDを接続してみたんですが、ファイル転送のスピードも早い。待ち時間も気にならないぐらい。
  • USB-Cポート:10Gbps対応
    USB-Cポートも忘れちゃいけません。こちらも10Gbps対応で、スマホのデータ転送なんかもサクサク。スマホと接続して大量の写真を移動させたとき「え、もう終わったの?」ってなるぐらい。
  • HDMIポート ×2:4K/60Hz対応
    4Kモニターを2枚繋げるって、もう作業環境としては完璧じゃないですか?実際にデュアルディスプレイ環境を試してみたんですが、映像の遅延もなくストレスゼロ。動画編集にもぴったりかも。
  • USB-C接続用ポート:WindowsやMacと接続するためのポート。WindowsでもMacでも、このポートで繋ぐだけでOK。設定不要で「挿せばすぐ使える」のは正直ありがたい。
  • DC IN(20V電源ポート)
    たくさんのデバイスを繋いでも電力供給はばっちり。特に高負荷な作業をしてるときでも、電力不足の心配がなくて安心。

これだけ見ても、結構色々あるな、という感じですが、側面にはさらに多くの機能があります:

  • Bluetoothペアリングボタン
    思った以上に便利で、ワイヤレスイヤホンとペアリングしてみたら、ラグなしで音楽が聴けました。オフィスでBGM流しつつ作業するときに活躍しそう。
  • 18W出力・10Gbps対応のUSB-Cポート
    スマホの充電にもピッタリ。iPhoneを繋いでみたところ、バッテリーもグングン回復していくのを見て「おぉ!」と感動(笑)
  • SDカードスロット
  • MicroSDカードスロット
    カードスロットは地味に嬉しいポイント。カメラで撮った写真や動画をすぐ取り込めるのって、作業効率が全然違います。特にMicroSDを使ってるドローン愛好者にはたまらないかも。

続いて前面ですが、全面には大きなスピーカーエリアがあり、5Wのツイーター7Wのドライバーが内蔵されています。後ほど実際の音質確認をしてみますが、これが驚くほどの音質を生み出してくれるんです。

さらに、前面にはいくつかのボタンも配置されています:

  • 通話応答ボタン
    着信時にサッと押せば通話開始。Zoom会議のときに使ったんですが、わざわざマウスに手を伸ばさなくていいのが快適です。
  • 通話拒否/終了ボタン
    ミスって押した電話もこれなら一発で拒否。地味だけどありがたい機能。
  • ミュートボタン
    会議中、急に家族が話しかけてきたときとか、瞬時に音声を切れるので重宝します。「あっ、ちょっと待って!」なんて言わずに済むのは助かりますね。
  • 録音開始ボタン
    ここが面白いポイント。会議中に重要なポイントが出てきたら、このボタンを押すだけで録音開始。さらにもう一度押すと、マーカーを追加できるんです。「この部分あとで確認しよう」って思った箇所に印をつけられるのが便利。

録音ボタンをグッと長押しすると、音量ノブの周りがふわっと光ります。「お、録音始まったな」と一目で分かるこの演出、地味にテンション上がりました(笑)

また、このドックには双方向ノイズキャンセリング機能も搭載されており、通話時に自分や相手側の背景ノイズを大幅にカットしてくれます。

例えば、家の外で工事中のときにZoom会議に参加してみたんですが、相手から「え、外で工事してるの?全然聞こえなかったよ」って言われたりして、これにはかなりビックリ。しかも自分が聞く相手の声もクリアで、多少雑音があっても問題なし。

音量ノブ、ただのボリューム調整だけじゃないんです。触っているうちに気づくと思いますが、ちょっとしたショートカット機能が詰め込まれてるんですね。

  • ノブを回すと音量調整(まぁこれは普通)
  • 一回押すと音楽の再生/停止(地味に便利)
  • 二回押すと次の曲にスキップ(これは嬉しい!)

音楽を聴きながら作業してる時、このノブでほとんどの操作が完結するのはかなり快適。マウスやキーボードに手を伸ばさなくていいのがありがたいですね。

最初は「USBドックにこんな多機能いる?」なんて思ってましたが、使い始めたら手放せなくなってました。特にスピーカーの音質とノイズキャンセリング機能は期待以上。デザインもレトロ感があって、デスクの上に置いておくだけでちょっとしたアクセントになります。

価格はそれなりですが、この多機能さを考えると「十分あり」と思えるクオリティ。もし仕事やプライベートでガジェットをよく使うなら、一度試してみる価値は大いにありまね。

接続方法と使用感

では次に、HiDock H1を実際にパソコンやスマホに接続してみましょう。

正直、最初は「色々設定が必要かな?」ってちょっと思ってたりしましたが、これが良い意味で裏切られました。めちゃくちゃ簡単です。

WindowsやMacへの接続はとても簡単。
背面のUSB-Cポートを使って、付属のUSB-Cケーブル(もしくは他のUSB-CケーブルでもOK)を使えば、プラグ&プレイで接続できます。接続するだけで良くて、特に何か設定するって必要もないんですね。

AndroidやiPhoneにも対応していて、内蔵のBluetooth 5.2機能を使えば、簡単にワイヤレス接続できます。側面にあるBluetoothペアリングボタンを押して、スマホのBluetooth設定からHiDock H1を選べばOK。

このHiDock H1、ビデオ会議やチャットアプリとの相性もばっちり。対応しているアプリはこんな感じ:

  • Microsoft Teams
  • Discord
  • Google Meet
  • Skype
  • WhatsApp
  • Zoom

実際にZoomとDiscordで試してみたところ、音声はクリアだしノイズキャンセリングも効いているので声が聞き取りやすい。特にDiscordではゲーム仲間から『マイク音、めちゃクリア』なんて言われてしまいました(笑)

ここからは実際にいくつかのポートを使ってみた感想をまとめてみると...

  • HDMIケーブルをドックのHDMIポートに接続し、外部モニターに映像を出力します。
  • USB-CケーブルでMacBookと接続し、最大100Wまでの給電が可能です(接続する機器によります)。
  • そして電源ケーブルを接続すると、音量ノブの周りに緑色のLEDが点灯し、正常に電源が供給されていることが確認できます。

これは個人的な推しポイントなんですが、SDカードとMicroSDカードのスロットが前面にあるのが本当に助かります。

例えば、小型カメラで撮った動画をMacBookに取り込むとき、前はわざわざカードリーダーを引っ張り出してたんですけど、このHiDock H1なら直接MicroSDカードを挿すだけ。『あの手間、なんだったの?』って思わず苦笑い。^-^;)

データ転送もスムーズで、4K動画の大容量ファイルも短時間で取り込み完了。しかもこのスロットのおかげでデスク周りがスッキリしました。

『もうカードリーダーとはサヨナラだな』なんて思ったり。

オープンイヤーピースの紹介

次はHiDock H1に付属しているイヤーピースを見ていきましょう。正直、最初は『おまけ程度でしょ?』なんて思ってましたが、使ってみたら意外と侮れないんです。

このイヤーピースはオープンイヤーデザインになっていて、長時間使っても耳が全然疲れないのが嬉しいポイント。実際に2時間ほどオンライン会議で使ってみたんですが、耳がムレる感じもなく快適でした。

しかも、使わないときはドック本体の側面にマグネット式でピタッとくっつけておけるんです。これがまた気持ちいいくらいしっかりくっつく(笑)。机の上にポイッと置いとくことがなくなったので、見た目もスッキリします。

ペアリングも簡単で、イヤーピースの背面にあるボタンを押せばすぐに接続できます。しかも、左右どちらの耳でも使えるデザインだから適当に耳に付けてもちゃんとフィットするんですよね。

実際に着けてみたとき、『おぉ、軽いじゃん!』って思わず心の中の叫びが(笑)。この軽さのおかげで長時間付けてても気になりません。

例えば、自宅の中を歩き回りながらでも、通話を続けたり、音声の文字起こしをしたりできるので、とても便利です。

HiDock H1のパフォーマンス検証

音質テストをしてみた

では次に、このHiDock H1のスピーカーの音質をテストしてみましょう。

MacBookに接続した状態で、音楽を再生してみます。
音量は最初10%から始めて、徐々に上げていき、30%、50%と音量を上げても、音割れせず、音質はクリアで、低音もほどよく響きます。

100%まで音量を上げるとヘッドフォンの場合では少し大きく感じるかもしれませんのでご注意を。

実際聞いてみると分かりますが、このHiDock H1は小型ながら驚くほどの低音を出してくれます。スピーカー部分のドライバーがしっかりと機能している証拠ですね。机の上に置いていると、低音の振動でわずかに本体が動くほど。

音楽の停止も凄く簡単で、前面の再生/停止ボタンを一度押すだけ。

このスピーカーに驚く人も多いと思います。多くのドック型スピーカーは高音域ばかり強調されがちですが(というか、低音が出ないスピーカーでコストダウンしてる?)、このHiDock H1はバランスが良く低音も豊かに響きます。

見た目もスタイリッシュで、デスク周りをすっきり見せてくれるのもポイントですよね。

双方向ノイズキャンセリング

続いてこのHiDock H1に搭載されている双方向ノイズキャンセリング機能を試してみましょう。

この機能ただのノイズカットじゃないですね。自分と通話相手の両方の背景ノイズをしっかりカットしてくれる優れもの。

例えば、自分は静かな部屋にいるけど、相手がカフェの中にいる…なんてときでも、コーヒーマシンの音や人の話し声をしっかり抑えて、相手の声だけがクリアに聞こえるんです。実際使ってみれば分かりますが「これ、マジで?」って感じです。(笑)

デモを起動するには「通話応答ボタン」と「Bluetoothペアリングボタン」を同時に5秒間押します。

デモ音声が再生され、さまざまな環境音が流れます。このとき、デモ内の赤いスライダーを上下させることでノイズキャンセリングの効果を確認できますね。

試してみたい場合は、『通話応答ボタン』『Bluetoothペアリングボタン』を同時に5秒間長押ししてみてください。するとデモ音声が流れてきて色々な環境音が流れます。ここで赤いスライダーを上下に動かすと、ノイズキャンセリングの強弱を体感できるんです。

「うぉ!こんなに静かになるの...?」って思わずにいられない感じ。

こちらも実際に試してみたんですが、その効果にびっくり。例えば、友達が車の中から通話してきたとき、うるまの「ブオォォン」みたいな走行音はかなり抑えられて、友達の声だけがしっかり聞こえるんです。「今、車の中にいるって言ったよね?」って思わず聞き返しちゃうレベル(笑)

この機能のおかげで、周りがちょっと騒がしくても相手の声がクリアに聞こえるのは本当に助かります。カフェで試してみた時なんて、店内のBGMや食器のカチャカチャした音がほとんど聞こえなくなってて、『あれ?本当にカフェにいる?』って感じでした(笑)

これならオンライン会議中でも気兼ねなく外で作業できそう。特にリモートワーク中の人にはかなり便利だと思います。

ChatGPT搭載の文字起こし機能

そして次に紹介するのがHiDock H1の目玉機能、Chat GPT搭載の文字起こし

こちらも実際試してみると驚くと思いますが、私の場合テストとして3人が話しているポッドキャストを録音して、どれほどのものか見てました。(録音時間は約3分)

録音後にHiDockの専用ウェブサイト「High Notes」にアクセスし、アカウントにログインすると、録音データが表示されます。ここで録音した音声をアップロードし文字起こしを開始できます。

設定メニューには、以下のようなオプションがあります:

  • 録音が終わったら自動的にアップロード&文字起こしするかどうか
  • 通話録音の自動開始(着信時に自動で録音を開始)
  • 完成した文字起こしを他の人と共有できる機能

文字起こし結果は、左側に話された内容の全文、右側にはChat GPTによる要約(重要なポイントを2〜3点に絞ってくれます)。

さらに便利なのが話者識別機能

これはちょっと信じられませんが、最初は「Speaker 1」「Speaker 2」「Speaker 3」と表示されますが、これをそれぞれ「Aさん」「Bさん」「Cさん」など実際の話者名に変更できます。すると全文の中で各話者の発言箇所に自動で名前が反映されるんですね。

そこまでできるんだ!みたいなところですが、
これは会議の議事録作成などに非常に役立ちます。

ボイスメモとしての活用

HiDock H1には、もう一つ便利な使い方があります。それはボイスメモ

例えば、何か思いついたことをすぐに記録したいとき、前面の録音ボタンを長押しすると、録音が開始されます。

「今日の予定は、まずHiDock H1のレビューをして、その後友達と出かけようかな。あ、そうだ、ゴミ出ししないとまた怒られちゃうよ。そう言えば、ゴミ袋がそろそろなくなって来た。買いに行かないとね。」

こんな感じで、アイデアやタスクを簡単に録音し、後で確認できます。また録音中にマーカーを押せば、重要な部分に目印をつけることも出来るんですね。

まとめ

今回は「HiDock H1」を実際使ってみましたが、正直これほど気に入るとは思っていませんでした。

  • 11ポート搭載で、あらゆるデバイスを接続できる
  • 双方向ノイズキャンセリングでクリアな通話が可能
  • 高音質スピーカーで音楽も楽しめる
  • Chat GPT搭載の文字起こし機能が超便利

さらにデザインも(見方によっては少しレトロチックですが)スタイリッシュなので、デスク上に置いても違和感がなく、むしろおしゃれなアクセントになります。

価格的には4万円前後しますが、正直4万円って聞いたときは『ちょっと高くない?』って思ったんですけど、実際に使ってみたら納得。これだけ多機能で、デザインも(レトロ風が)良くて、何より使い勝手が良いですよね。

今では「もっと早く買っておけばよかった」なんて思ってます。気になったら是非一度チェックしてみてください。

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