PLAUD NOTEのメリット・デメリット!AI文字起こし・通話録音は本当に便利?

今回はAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」(プラウドノート)を使ってみたので、その感想をお届けします!

この「PLAUD NOTE」、見た目はシンプルな薄型のボイスレコーダー。でも、ただの録音機とは全然違います。ボタンを押すだけで、どこでもサッと録音できるのはもちろん、なんとChatGPTやClaudeといった最新のAIサービスと連携しているんですね。

これにより、高精度な文字起こし録音データの要約生成ができちゃうというわけですが、実際どうなのか、早速チェックしていきましょう

PLAUD NOTEとは?画期的なAIボイスレコーダー

このAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」は2023年10月頃にクラウドファンディングの「Makuake」で登場し、なんと支援者は1万1,000人以上!

応援購入総額は2億7,000万円を超えるという驚異的な人気を誇る製品なんですね。実際に使ってみると、その便利さに驚くはず。

AIが録音データを効率よくまとめてくれるので、会議の議事録作成やメモ作りがめちゃくちゃラクになります。まさにビジネスシーンにぴったりのプロフェッショナルツールなんです。

PLAUD NOTEの外観と基本スペック

まずは外観から見ていきましょう。

PLAUD NOTEの本体は、軽量なアルミニウム合金で作られており、見た目も質感も高級感があってビジネスシーンにもぴったり。

何か薄いカードみたいなノリ

スタイリッシュで、持っているだけでテンションが上がるようなデザインです。ガジェット感たっぷりで、個人的にはこのビジュアル、めちゃくちゃ好きですね

サイズ感としては、縦が85.6mmとかなりコンパクト。何より注目したいのがその薄さ。なんとわずか0.2cm!3mmもないんですよ。

この薄さのおかげで、本体はめちゃくちゃ軽いんです。重さはわずか30g。スマホ用の超軽量ケースくらいの重さなので、手に持っても全然負担がなく、ポケットやカバンに入れても全く邪魔になりません。この機動性の高さは、本当に優秀です。

本体周りもシンプルで直感的に使える設計になっています。

メインの録音ボタンは本体の中央にあるロゴ部分に配置されていて、ここを1秒間長押しするだけで録音を開始・停止できます

録音中は、ロゴ部分のインジケーターがオレンジ色に点灯するので、一目で録音状態が分かるようになっています。でもあからさまに「今録音中!」って感じじゃないので、会議中でも自然に使えるのがいいですね。

録音モードの切り替えスイッチも本体に備わっていて、会議録音モード(通常モード)と、スマホの音声通話録音モードを簡単に切り替えられます。スイッチを上にスライドさせると赤色表示になり、通話録音モードに切り替わるんですよ。

マイク部分は、本体の薄い上部に設置されていて、2つの高性能マイクが搭載されています。最大1536kbpsのHi-Fiサウンドで録音できるので、音質もバッチリ。さらに録音中のノイズもかなり抑えられていて、聞いてみると「お、意外とクリア!」って感じでした。ちょっとした雑音なら問題なくカットしてくれるみたいです。

背面にはマグネットポート式の充電端子があり、専用の充電ケーブルを使って簡単に充電できます。

マグネット式なので、ケーブルを近づけるだけでピタッとくっつくんのが良いですよね。(最近はそうしたものが多いのかな。MacBookAirとかでもそうなってるし)

バッテリーは400mAh搭載しておりフル充電は約2時間。その状態で最大30時間もの連続録音が可能です。1日中使ってもバッテリー切れの心配はなさそうですね。

ストレージも64GB搭載されているので、なんと480時間分もの録音データを保存できます。容量的にはかなり余裕があるので、頻繁にデータを移す必要もありません。

付属品として、専用のケースもついてきます。

このケースはMagSafe対応なので、iPhoneの背面に簡単にくっつけられるんです。Androidスマホでも付属のマグネットリングを使えば同じように装着できます。ケースをつけたまま充電もできるので、使い勝手は抜群ですね。ただ、一つだけ気になる点があって、このケースから本体を取り出しにくいんですよね。もう少し改良してくれたら完璧ですよね。

AI機能でビジネス効率アップ

PLAUD NOTEといったAI機能。このボイスレコーダーはChatGPTやClaudeなどの最新AIツールと連携しています。ただ音声を録音するだけではなく、高精度な文字起こしや要約の生成、さらにマインドマップまで作れるんです。これ、すごくないですか?

例えばということで、1時間20分のバイオリンレッスンを録音したデータを使って、どのくらい正確に文字起こしできるのか試してみました。「えっ、もう終わったの?」という感じわずか12分で文字起こし完了!しかも、内容はかなり正確で、多少の誤字はあるものの、話の流れや文脈はしっかり伝わるレベルです。

これなら「長い会議録を誰がまとめるの?」なんて押し付け合いもなくなりますよね(笑)

さらに便利なのが、文字起こしされたデータを要約できる機能

録音したレッスンの内容をAIが自動でまとめてくれるんです。1時間20分の長いレッスンが、重要なポイントだけをピックアップした簡潔な要約に!まるで分厚い教科書をパラパラめくって必要な個所だけ付箋を貼ったみたいな感じです。それでいて有料の教材みたいなクオリティ。ビジネス会議の議事録作成も、この機能を使えばあっという間に終わっちゃいます。

そして個人的にすごく気に入ったのが、マインドマップ生成機能。録音データの内容を視覚的に整理してくれるので、全体像をパッと把握できるんです。

例えば、会議の録音データなら、議題ごとに枝分かれして重要ポイントを表示してくれるので、内容を見返すのがめちゃくちゃ楽。

勿論これらのデータはスマホの専用アプリで確認できますし、クラウド連携を使えばWEBブラウザからもアクセス可能です。ちょとした隙間時間にスマホで確認したりPCでじっくり見直したりと、使い方はあなた次第!^-^)

PC作業をメインにしている人でも問題なく使えますし、PDF出力もできるので、まとめた要約をそのまま会議資料として配布するなんてことも簡単にできます。

録音データの変換には、2つのAIモデルが使えて、ChatGPT-4oとClaude 3.5 Sonnetから選択できます。それぞれ特徴があるので、シーンに合わせて使い分けられるのが嬉しいポイント。

また更に嬉しいのがテンプレートの機能。無料のスタータープランで13種類、有料のプロプランでは21種類も用意されてます。が利用可能。これが本当に便利で、会議メモやディスカッション形式、講義用など選べます。

例えば、「講義用」のテンプレートなら、先生の話した内容をわかりやすく整理してくれます。「あれ、これ先生の配布資料より分かりやすいんじゃ…?」なんて思うかもしれません。(笑)

また「ディスカッション形式」を選べば、複数人の発言をきちんと分けて表示してくれるので、誰が何を言ったのかも追えるのが凄い。要約後でも、別のテンプレートに切り替えて再度要約できるので、同じ録音データでも違った視点で見返せるのがありがたいです。

もし「どのテンプレートを選べばいいのか分からない…」というときでも大丈夫。自動適用機能があるので、AIが最適なテンプレートを自動で選んでくれます。これなら、初心者でも安心して使えます。

音声通話の録音と活用法

次に、音声通話の録音機能についても見ていきましょう。

このPLAUD NOTE、最初は『まあ会議録音だけでも便利かな』と思っていたんですが、スマホの通話まで録音できると知ってビックリ。(しかもケーブル接続とか面倒な設定は一切不要!)特に家族との大事な会話や、ちょっとしたメモ代わりにも使えて、予想以上に活躍してます

例えば、私が先日、妻と「家族でディズニー旅行に行こう!」なんて盛り上がった電話を録音してみたんですが、これが意外と役立ったんです。会話の内容を振り返ると「あれ?これ前も話したっけ?」なんて気づきがあったりして(笑)

このとき、PLAUD NOTEはMagSafe(マグセーフ)でiPhoneにくっつけた状態で使用してます。(iPhone背面に磁石が内蔵されていてそこにくっつくのだ)

録音モードのスイッチを赤色に切り替えておけば、通話内容をそのまま録音できるんです。録音ボタンを長押しするだけでスタート。めちゃくちゃ簡単でした。

ここで驚いたのが、録音データのクオリティ。PLAUD NOTEには高性能なマイクが搭載されているので、自分の声も相手の声もクリアに録音されています。スマホとケーブルで繋いでいないのに、ここまでしっかり録れるのは本当にすごい。

そして、ここからが本領発揮。

この通話データをAIで文字起こししてみたところ、発言者ごとに分けてしっかり記録してくれるんです。例えば、「スピーカー1(私)」と「スピーカー2(妻)」という感じで表示されていて、誰が何を言ったのかが一目で分かります。

文字起こしの精度もかなり高くて、細かい誤字はあるものの、全体的には完璧に近い仕上がりでした。例えば、「恐れ入ります」を「お袖いります」(笑)と誤認した箇所はありましたが、こういった細かい部分以外はほぼパーフェクト。通話内容を振り返るのもラクラクです。

要約機能を使えば「家族旅行の計画」といったトピックごとにまとめてくれるので、メモを取る手間も省けます。ビジネスシーンでも、取引先との電話の内容を後から確認したいときなんかに大活躍しそうですね。

さらに加えれば、PLAUD NOTEの素晴らしいところに起動の速さというのがありますね。

例えばスマホのボイスレコーダーアプリを使うと、アプリを開いて、録音ボタンを探して…と、結構手間がかかります。でも、PLAUD NOTEなら、ボタンを長押しするだけで即録音開始。通話中に「この部分だけ録音したい!」と思った瞬間でも、すぐに録音を始められます。

関連)
iZYRECは買い?超小型ボイスレコーダーの機能・録音品質を実機レビュー

アップデートで進化!

もう一つ注目したいのが、このPLAUD NOTEの進化し続ける姿勢

2024年1月以降、公式ストアではユーザーから寄せられた意見をもとに、毎月のように新機能が追加されているんです。これは嬉しいポイントですよね。

例えば、発売以降に追加された「AI分析」機能

録音データに対してAIに具体的な指示を出し、よりカスタマイズされた要約や分析ができるんです。私自身、自分で撮影した動画の音声データを使って「視聴者が聞きやすいように話せているか?」という分析をお願いしてみたんですが、これが思った以上に細かくフィードバックをくれます。意外と褒めてくれたりもしますが(笑)、それでも的確なアドバイスをくれました。

(これ、芸人さんとかにも凄く重宝するかも。)

さらにPLAUD NOTEでは、録音データの中から必要な情報をピンポイントで探し出すこともできるんです。例えば録音データに対して、「~については何か言ってた?」など聞くと答えてくれたりします。

こうした機能のおかげで、PLAUD NOTEの活用の幅はどんどん広がっています。会議や通話の録音だけでなく、何かクリエイトする人ではコンテンツ作り、学生では勉強にたいして、振り返るのにも役立ちますよね。使えば使うほどその便利さを実感できると思います。

料金プランとコストパフォーマンス

「便利なのは分かった。で、結局いくらかかるの?」ということで、PLAUD NOTEのコストを詳しく見ていきましょう。

録音だけなら本体を買えばそのまま使えます。でも、せっかくならAI機能もフル活用したいですよね。 その場合は、無料プランか有料プランのどちらかを選ぶことになります。

え?有料?となると思いますが、まずは安心してください。無料でも結構しっかり使えます!

PLAUD NOTEのAI機能には「無料のスタータープラン」と「有料のプロプラン」の2種類があって、まずスタータープランからチェックしていきましょう。

(無料)【スタータープラン】

  • 月間300分(5時間分)の文字起こしが可能!
  • ChatGPT-4などのAIを活用した文字起こし&要約機能もOK!

無料なのに、ここまで使えるのは嬉しいですよね!

スタータープランは完全無料。
つまり、本体を買ったらすぐにAI機能を試せるんです。これはありがたいですね。

例えば、週1回の会議を録音して議事録を作るとしましょう。1回1時間の会議なら月4回でもまだ無料プランの範囲内!『え、無料でここまでできるの?』って感じですよね。

これなら「議事録どうする?」なんて押し付け合いもなくなります。(会議中に、もしかして議事録登板が回って来るかも...なんて余計なことを考えて集中できなくなる、なんてこととはもうおさらば!(笑))

「いや、自分の場合もっと利用シーンが多い」とか「無料プランじゃちょっと足りないかも...」、「たくさん録音してビジネスで大いに活躍してもらいたい」という場合は、やはり有料のプロプランがピッタリ。

(有料)【プロプラン

  • 月間1,200分(20時間分)の文字起こしOK!
  • 要約テンプレートが21種類に大幅アップ!
  • カスタムテンプレート機能も利用可能!

会議も、打ち合わせも、もう全部このAIに任せられますね!

無料プラン(5時間)と比べると、プロプランはその4倍の20時間も文字起こしできるんです。つまり、1回1時間の会議なら月20回分!これなら毎日会議があっても余裕で対応できますね。

このプロプランの肝心の料金は?というと以下になってます。

  • 年間プラン:12,000円(1ヶ月あたり1,000円)
  • 月間プラン:1,980円

「とりあえず試してみたい!」という方は月間プランを選べますし、長期でしっかり使いたいなら年間プランの方がほぼ半額になり断然お得。(半額レベルのコスパの良さは見逃せません)

年間プランなら、月あたり1,000円=ランチ1回分!
これでプロレベルのAI機能が使えるって、コスパ良すぎません?って感じですよね。

まずは無料のスタータープランでどんなもんか、というところで気軽に試してみるのがいいかもしれません。「凄い快適になった。もっと早く使っておけば...」みたいに驚くと思いますよ。

実際に使って感じたメリット・デメリット

最後に、PLAUD NOTEを実際に使ってみた感想をまとめます。

【メリット】

  • 超コンパクトで持ち運びやすい
    初めて手に取った瞬間、「これ本当に録音機?」と驚くほどの軽さと薄さ。MagSafe対応だからスマホにピタッとくっついて落とす心配もなし。地味に嬉しいポイントですね。
  • 高精度の文字起こし・要約機能
    ChatGPT-4やClaude 3.5と連携してるので、会議や通話の内容があっという間にテキスト化。要約機能も優秀で、議事録作成が「魔法のように」終わっちゃいます。正直、もう手作業には戻れませんね。^-^;)
  • 幅広いテンプレートとカスタマイズ性
    会議、講義、インタビューなど、用途に応じたテンプレートが選べるので、様々なシーンで活用可能。
  • クラウド連携でマルチデバイス対応
    スマホだけでなく、PCやタブレットからも録音データにアクセスできるので、ビジネスでも活躍間違いなし。
  • 定期的なアップデート:毎月のように新機能が追加されているので、買った後もどんどん進化していくのが嬉しいポイント。

デメリット

  • 専用ケースがやや取り出しにくい
    MagSafe対応の専用ケースは確かに便利。でも、PLAUD NOTEを取り出そうとすると「あれ?意外と出しにくい…」と感じることが何度かありました。このあたり、もう少し改良されると完璧なんですけど。
  • プロプランの料金
    プロプランは年間12,000円。「ちと高いか…」と感じる人もいると思います。でも、毎月1,000円で20時間の文字起こしができると考えると、週1ペースで会議を録音している人なら十分元が取れますね。
  • AIの文字起こしで多少の誤字
    精度は高いものの、難しい専門用語や固有名詞の認識で少し誤字が発生することがあります。でも、全体の文脈はしっかり伝わるので、大きな問題にはならないかと。

総合的に見て、PLAUD NOTEは「録音デバイスとしての完成度」だけでなく、「AIを活用したデータ処理の効率化」でも非常に優秀なガジェットです。会議や打ち合わせ、講義の録音はもちろん、電話の内容までしっかり記録して、後から簡単に見返せるのは本当に助かります。

価格は27,000円と少しお高めで、正直、この値段を聞いたときは『うーん、ちょっと高いかも…』と思ったんですが、使い始めたらその便利さに納得。今では『これ、もっと早く買えばよかったな〜』って本気で思ってるぐらいです。

特にビジネスで頻繁に会議や打ち合わせをする方にとっては、作業効率が格段にアップするので、むしろ「時間を買う」感覚に近いですね。

では今回はPLAUD NOTEについてでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました