最近AI搭載のビデオドアベルが使われ始めてますよね。
我が家の場合、「Ring Pro 2ビデオドアベル」という、主にアメリカの家庭で人気なドアベルを購入して使ってみました。

これがかなり良いですが、実は日本で普通に手に入るドアベルも凄く気になってたりします(笑)まずは今回、Ring Pro 2の使い勝手や気になる点などまとめてみました!
基本機能の紹介
ではまずは基本機能から!
Ring Pro 2のカメラは「1536×1536ピクセル」の解像度があって、アスペクト比は1:1。つまり、横幅と縦の長さが同じってことですね。セキュリティ的に見せられないのが残念ですが、実際あの映像を見ると玄関のドア、その先に見える歩道までしっかり映っています。
解像度の高さが表れてると思いますが、このカメラは縦の画角も凄く広い。入っていた箱には『頭からつま先までの映像(Head to Toe Video)』なんて宣伝文句が書かれてますが、もっとしっかり『床から天井まで』って言ってもいいぐらいだと思います。
他にもRing Pro 2にはHDR機能もあって、昼間の映像の鮮明さを向上させるのに役立ちますね。
比べれば一目瞭然なんですが、HDRをオフにした状態では、玄関の外はただの真っ白なボヤけた感じになるところが、HDRをオンするとあら不思議。玄関の外だけでなく、家の前の道路や向かいの家までしっかり見えるんですね。
※)HDRとは撮影できる明るさと暗さの幅を広げる技術で、これにより画面がクリアに見えるのだ
ナイトビジョンと映像設定
Ring Pro 2には夜用に「ナイトビジョン」というのもあります。
うちの玄関前は夜結構暗くなりますが、ナイトビジョンに切り替えてみると、これもあら不思議。かなり明るく映りますね。これなら夜でも誰が来たかすぐ分かる!(パパが帰って来ても不審人物とは思われないで助かる!(笑))
このナイトビジョンではアプリで3つの設定ができます。実際の映像がないと分かりづらいんですが、まず『明るい場所(Well-Lit Area)』の設定。
この設定では、玄関前は割としっかり映りますがそれ以外は真っ黒。
続いて『標準(Standard)』の設定。
この設定では玄関前にライトをつけていたら消さないと駄目なようですが、Ring Pro 2は2つの赤外線エミッター(目には見えない光を出す装置)を使って暗闇を映します。近づくと人の動きを検知し、カメラに映る前から録画を開始するんですね。(ほっほ~)
3つ目の設定は『近くに壁がある場合(Wall Nearby)』と言えばいいでしょうか。(日本語に訳すとダサい...^-^;))この設定は文字通り近くに壁がある場合に使うものですが、先ほど出てきた2つある赤外線エミッターのうち1つだけを使います。
これは近くの壁からの赤外線の反射が強すぎて映像が乱れるのを防ぐためなんですね。
また、ナイトビジョンに色を付けるオプションもあります。カラーのナイトビジョンをオンにすると、視覚的な鮮明さと動きの検知精度が向上するってことみたいですね。(これはちょっと試してみてないので分からない)
他にはRing Pro 2の音声品質について。音質は結構良い感じです。もちろん、スタジオ用のマイクではないけど、玄関に来た人と会話するためには十分な音質ですね。
モーション検知と高度な機能
Ring Pro 2って、ドアベルを押されたときだけじゃなくて、「あれ?誰か玄関に来た?」なんてときでも自動で録画してくれるんです。ピンポン押さずに立ち去る人もいるじゃないですか、そういうときにもバッチリ記録してくれます。
モーション検知は普通の「動いたら通知」ってだけじゃないんですね。Ring Pro 2にはなんと『3Dモーション検知』っていう、ちょっとハイテクな機能が搭載されてるんです。
これ、単に動きをキャッチするだけじゃなくて、「どこで」動いたのかまで分かっちゃうんです。家の前を通るだけの人には通知しないで、玄関に近づいた人だけ教えてくれる感じ。無駄な通知が減るから、スマホも静かで平和です(笑)。
この3Dモーション検知、最初のセットアップで「モーションゾーン」を自分で決められるんです。「ここからここまで見張ってね」って感じで、アプリの画面上でポチポチっと設定するだけ。我が家はとりあえず玄関前だけにしてますが、最大で3つまでエリアを指定できるので、お庭が広いお家でもしっかりカバーできそうです。
設定も簡単!アプリの映像に出てくる青いポイントをドラッグして「ここを見張ってね」ってエリアを指定するだけ。これがまたゲーム感覚で楽しいんですよ(笑)。

例えば、玄関先だけを監視したいならその範囲だけを選べるし、逆にお庭全体を見たいなら広めに設定も可能。映像を見ながら調整できるので、初心者でも迷わずできました!
さらに細かく設定できるのが嬉しいポイントですが、「どこまで監視する?」って距離も選べるんです。
我が家は田舎なので、玄関前に割と広いスペースがあって10mくらいに設定しました。これで玄関に近づいてくる人はバッチリ映るけど、道を歩いてる人や車はスルー。余計な通知が来なくて本当に助かってます。
設定が終わると、なぜか勝手に有効になる『Bird’s Eye View』って機能。最初は「これ何?」って思ったんですが、上から見下ろした感じで「誰がどこを通ったのか」を表示してくれるんです。正直「おぉ、未来っぽい!」ってなりますが、実用性は...まぁ「おまけ」機能って感じ。
でも、家の周りの動きを可視化してくれるので、ちょっと楽しいですね!
それと便利なのが『スマートアラート』。
この機能を使うと「どんな動きで通知するか」を細かく選べるんです。例えば人が来たときだけ通知したり、逆に全部の動きをキャッチしたり。さすがに「人を無視して犬だけ通知」とかはしないですが(笑)、必要な通知だけ届くので忙しいときにも邪魔になりません。
「もっと細かく設定したい!」って人には『詳細設定』がオススメ。
モーション検知のスケジュールを自分で決められるんです。例えば「仕事中だけ通知ON」にしたり、「家族がいるときは通知OFF」にしたり。子どもたちが庭で遊んでるときとか、いちいち通知が鳴ると面倒なのでこの設定は気が利いているというか便利ですね。
6秒前録画機能と共有ユーザー
次に紹介したいのが、
Ring Pro 2の特徴的な機能のひとつ、「6秒前録画機能」(Pre-Roll)。
これ、簡単に言うと「過去にさかのぼって録画できる」っていうタイムトラベルみたいな機能(笑)。カメラはほぼ常に録画状態で、何か動きを検知した瞬間だけじゃなく、その6秒前から映像を残してくれるんです。未来っぽいですよね!
アプリのタイムラインを見ると、青いバーが「モーションイベント」で、オレンジが「ライブビューを見たタイミング」。で、その合間には定期的に静止画を撮ってるんです。この撮影間隔は『スナップショットキャプチャ(Snapshot Capture)』で自分好みに設定できちゃいます。
このおかげで、「おっ!誰か来た!」と思った瞬間だけじゃなく、その6秒前からバッチリ録画されてるので、「あれ?いつの間にか荷物届いてる!」なんて時でも、配達員さんが来た瞬間までしっかり確認できるんですね。
この6秒前録画、意外と役立つんです。例えば、いたずら好きの子どもが「ピンポンダッシュ」をしたとしても、逃げる後ろ姿じゃなくて「ピンポン!」の前から録画されてるので、顔までしっかり映ってる可能性大!これなら「犯人はお前だー!」なんて言えちゃうかも(笑)。
そして、地味に便利なのが『共有ユーザー(Shared Users)』機能!
例えば旅行中に「あれ、荷物届く日だけど家にいないな...」なんて時、あると思いますが、こうした場合には家族や友達とRingの通知を共有できるんです。みんなのスマホに通知が届いて、玄関のライブ映像をチェックしたり、訪問者とその場で会話もOK!
「配達員さんに玄関先に置いといてください〜」なんて指示も遠隔でできちゃいます。
勿論この機能を使うには家族や友達にもRingアプリをインストールしてもらう必要があります。
でも安心を!アカウント作成は無料だし、設定も数分で完了。うちの家族も「これで荷物受け取れるの便利~!」って喜んでました(笑)。ちょっとした手間だけで、みんなでドアベルを見守れるのは心強いですね。
スマートレスポンスと有料プランの注意点
最後にもう一度、音声機能の話に戻ってみます。
Ring Pro 2では、もちろん玄関に来た人とそのまま会話できるんですが、まぁこれは今どきのビデオドアベルなら当たり前ですよね。でも!Ring Pro 2には『スマートレスポンス(Smart Responses)』っていう、ちょっと変わった機能があるんです。
これが意外と便利&面白いんですよ!
まず1つ目のオプションが『クイックリプライ(Quick Reply)』。
これは簡単に言うと、玄関専用の“留守番電話”みたいなもの。あらかじめメッセージを選んでおけば、誰かが「ピンポーン!」と押した瞬間に自動でメッセージを再生してくれるんです。
例えば、「こんにちは!ただ今お出かけ中です。ご用件があればお話しください~」なんて感じで。しかもどれくらいの間待ってから応答するかも設定できるんです。意外と細かく調整できてビックリ!(笑)
そして、もう1つのオプションがちょっと面白いんです。その名も『Alexaの挨拶(Alexa Greetings)』。
これ、ただの録音再生じゃなくて、なんとAlexaがリアルタイムで訪問者と会話してくれるんですね。(未来感すごい!)
「こんにちは!ご用件を教えてください。」なんて話しかけてくれるし、荷物の配達指示なんかもできちゃうんです。しかもその指示はアプリで自分好みにカスタマイズ可能。試しに遊び半分で使ってみたんですが、意外とちゃんと仕事してくれてビックリしました(笑)。
試しにAlexaと会話してみたときのやり取りがこちら↓
【誰かがドアベルを鳴らす】
- (Alexa)「こんにちは!こちらはAlexaです。ご用件を教えてください。」
- (私)「えっと…ただ挨拶しに来ました。」
- (Alexa)「申し訳ありませんが、その件ではお手伝いできません。メッセージを残すか、荷物の配達指示を行うことができます。」
- (自分)「じゃあ、メッセージを残します。」
- (Alexa)「承知しました。お名前を教えてください。」
- (自分)「山田太郎です。」
- (Alexa)「ご連絡先の電話番号を教えてください。」
- (自分)「まぁいいや。また今度来ます。」
- (Alexa)「かしこまりました。ご滞在ありがとうございました。」
- (自分)「バイバイ。」
こんな感じで、ちゃんとやり取りしてくれるんです。ちょっとした用事でもしっかり対応してくれるのでなかなか便利!でもAlexaの対応がちょっと冷たく感じるのは気のせい?(笑)
ここでちょっと注意点!
実はこれらの録画機能やスマートレスポンスのやり取りを後から確認したい場合、『Ring Protectプラン』への加入が必要なんです。リアルタイムで通知を見れれば問題ないんですが、もし見逃しちゃった場合、プランに入ってないと「後で見返す」ことができないんですよね。うーん、ちょっと残念。
基本プランは月額3ドル(年間契約なら30ドル=約4,500円)。私はこのプランに加入してますが、1台のドアベルやカメラをしっかりカバーしてくれます。
もし「家中を見張りたい!」っていう場合には、複数台対応の『Protect Plusプラン』(月額10ドル、年間100ドル=約15,000円)も選べます。防犯意識が高いお家にはぴったりかも。
感想とまとめ
Ringアプリでは、他にもいろいろなことが出来るので、ちょっと補足します。
例えば、ガレージドアの開閉、家の照明や鍵、サーモスタットの制御などもできます。またAmazon EchoやEcho Showと連携させると、ドアベルが鳴ったときにそれらのデバイスで通知を受け取って、そこから訪問者と会話することもできますね。
全体的に見て、Ring Pro 2はとても良いビデオドアベルだと思います。昼夜問わず画質の良い映像ですし3Dモーション検知機能もとても便利。何よりAlexaが自動で訪問者に対応してくれる機能はかなりユニークで未来的ですよね。
唯一残念なのは、Ring Protectプランに加入しないと、これらの機能をフル活用できないってところです。でもまぁ、年間30ドル(約4,500円)の基本プランなら、セキュリティを重視して悪くないと思います。
では今回は、Ring Pro 2ビデオドアベルについてでした!
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