Viwoods AiPaperの実力は?AI搭載のE InkタブレットはRemarkable 2を超える?

今回は「ViwoodsのAI Paper」というE Inkタブレットをチェックしてみます。(”E Ink”とは電子インクのこと)

見た目は「reMarkable 2」(手書きメモやPDF編集に特化したデジタルノート)に似ていますが、「ViwoodsのAI Paper」はAI機能が統合されていますね!

最近はAI機能ばかりで「またかよ...」みたいに感じる人もいるかもしれませんが、それでもこのタブレットはなかなかの出来になってると思います。

では実際のところはどんな感じか、詳しく見ていきましょう!

Viwoods AiPaperの紹介

では早速、まずは箱の中身を見ていきましょう。

同梱物はUSB-Cケーブル、薄型の合成素材のカバー、タブレット本体、そしてペン。

このカバーにはスリープ機能があり、
reMarkable 2でも見かけるようなデザインが施されていますね。

タブレットはマグネットで固定されていて、サイドバーの部分にしっかり収まります。この構造はreMarkableと似てるとおもいますが、Viwoods AI Paper の方がサイドの枠が狭いため、持ちやすくなっています。

さらにこのカバーは大きな折り目がないので、手に持ちやすいと思います。厚さはわずか4.5mm!

Viwoods AI Paperは、めっちゃ薄いのだ

reMarkable 2 や BOOX Note Air 3 よりも薄いんですが、それでも 4100mAh のバッテリーを搭載してるのには驚かされますよね。

先にこのバッテリーを見ておくと、4100mAhと大容量。E Inkタブレットの低消費電力と相まって非常に長持ちします。数日間の使用でスタンバイ時のバッテリー消費は5〜7時間ごとにわずか1%程度ぐらい。Viwoodsは「通常使用で2週間、スタンバイで4週間持つ」と謳っていますが、この数字も現実的に感じます。

参考)
OrionARグラス体験レポート|メタの最新ARグラスの特徴や操作性を詳しく紹介

デザインと使い心地は?

このタブレットは「Mobiusスクリーン」を採用していて、ガラスのバックプレートではなく、プラスチックを基板に使用しているとのこと。そのおかげで多少の曲げにも耐えられる柔軟性があり、通常のE Inkディスプレイよりも頑丈なんですね。

またこの構造のおかげで重量も約365gと軽くて、同じサイズのタブレットの中でも軽量な部類に入るでしょう。カバーとペンを合わせても約515g。reMarkable 2 や BOOX Note Air 3よりも100gほど軽くなっているので、重さ比べをすると結構軽く感じると思います。

本体のフレームは金属製で、前面と背面にはプラスチックの層が施されています。ディスプレイ表面には紙のような質感があり、Kindle Scribe や reMarkable2よりも少し滑らかな感じですが、ペンによっても書き心地が変わります。標準で付属しているペンは少し滑りやすい感じがしますが、ワコム(Wacom)製の別のペン先を使うと、より紙に近い感覚で書けるようになりますね。

電源ボタンは上部にあり、指紋認証機能も兼ねています。USB-Cポートとマイクは下部に配置されていますが、残念ながらスピーカーは内蔵されていません。

Android13を搭載しているのでメディア再生用のスピーカーがあっても良かったと思いますが(軽量化の方を優先したのでしょう)、音声出力にはBluetoothを利用する必要があります。ただ音量調整などのオーディオコントロールはUI上にないので、設定画面から直接操作する必要はあるようですね。

ペンと書き心地は?

付属のペンはタブレットの側面にマグネットで取り付け可能ですが、磁力はやや弱めだと思います。それでも「BOOX Go 10.3」と比べると、しっかりと固定される印象がありますね。

カバーにはペン用の輪状バンドも付いていて、バッグの中で持ち運ぶ時に便利です。バンドを使わないときはタブレット背面のくぼみに収納しておけばよいので邪魔になりません。こうした細かな配慮は嬉しいポイントです。

ペン自体は reMarkable のペンにちょっと似てるんですが、持った感じは少し軽め。正直、高級感はあんまりないかも。(個人的な感覚と思ってください)使う分には特に問題ないんですけどね。

ペン先は標準のワコム製ではなく専用のものが必要で、最初に10本付いてるんですけど、これ使い切ったら交換がちょっと気になるかな...。というのも、このタブレット、書き心地を良くするために表面が少しザラザラしてて、そのせいでペン先が地味に削れていくんですよね。

ペンの遅延は大体30ミリ秒くらい。(30ミリ秒っていうのは、例えば指をパチンと鳴らしたとき、その「パッ」の音の中に10回くらい収まるほどの速さ。まぁ普通に書いてたら気づかないレベル。)

30ミリ秒というのは平均的な数値が最近は20ミリ秒とか出してる製品もありますよね。

「ちょっと遅めかな?」って気になる人もいるかも。でも正直言って使ってみると「ん?遅れてる?」って思うことはほとんどないと思います。筆圧感知や傾き検知もちゃんとしてるし、特に鉛筆ツールでスケッチするとかなり自然な描き心地です。

ただちょっと気をつけたほうがいいのが、極端な角度でペンを使う時。ペンの金属部分が画面に触れちゃって傷がつくことがあるんです。あとペン先にグッと強く押し付けたら、先端が割れちゃったこともあって…。

これまで他のペンではこんなことなかったので、「もうちょっと耐久性上げてほしいかな」とは思いました。

ディスプレイと表示品質

ディスプレイは10.65インチと、サイズ的には競合の10.2インチや10.3インチよりもやや大きめ。

「E Ink Carta 1300 Mobiusパネル」を採用していて、ガラスではなくプラスチックの基板を使用していることから、衝撃に強く割れにくなってるのが良いですね。(落としたときの耐性が強い!)

また用途的に読書用でないことから、フロントライトの搭載はありません。明るい環境で使用することが前提ですね。

解像度は300PPIとなっていて、これは雑誌とか写真集の印刷レベル。(見ただけではドットはまず識別できないほどの高精細になってるってことですね)そのためテキストはクリアに表示されますが、純正のノートアプリではアンチエイリアスがかからず線が少しギザギザに見えたりします。

(アンチエイリアスを書けるとその分計算が発生してペンの動きに影響が出るのでしょう)

細かい文字を書いたときなど、少し滑らかさがないみたいに見えるかもしれません。

また、E Ink特有のゴースティング(前のページの残像が残る現象)も見られますが、この解消のためにコントロールセンターから手動でリフレッシュできるようになってますね。これがボタン操作ではなくジェスチャーでリフレッシュできるようになると更に使いやすくなると思いますがどうでしょう。

ディスプレイには3つの表示モードがあり(HD、Fast、Ultra Fastの3つのモード)、「HDモード」は最も高品質ですが反応は遅め。「Ultra Fastモード」は反応速度が向上する代わりに表示品質が若干低下します。

モードは用途に応じて切り替えて使えば良いですね。Webブラウジングや一部のAndroidアプリでは高速モードが良いと思います。

ソフトウェアとAI機能

続いてシステム面の話ですが、「Viwoods AI Paper」はAndroid13を搭載しています。
(もしかすると今はAndroid14や15にアップデートされてるかも。その辺りは要チェックですね。)

最近のアップデートでGoogle Playストアも使えるようになったので、アプリの追加も簡単にできるようになりました。これで使い勝手がグッと向上しましたね。

使うと分かりますがユーザーインターフェースは非常にシンプルで直感的。他のE Inkタブレットって設定がゴチャゴチャしるものもありますが、「Viwoods AI Paper」は必要最低限の設定だけでサクッと始められます。

E Inkタブレット初心者でも迷わず使えるのは嬉しいポイントですよね。

そしてこの「Viwoods AI Paper」の目玉の一つ、AI機能についても見ていきましょう。どんなことができるのかというと……

  • 手書き文字認識と変換
    手書きノートをAIがしっかり解析してテキストに変換してくれる。多少雑な字でも文脈を読んでいい感じに補正してくれて逆に「あれ?これ読めるの?」って驚くこともある(笑)
  • コンテンツの要約と分析
    ノートやドキュメントをAIが分析して重要なポイントをAIが抽出して要約する。例えば長い会議の議事録を短くまとめたり要点を抽出したりするのにとても便利。
  • AIによる記事生成
    手書きのメモやノートをもとにAIが自動で記事を生成してくれる。でも正直「いや、これViwoods AI Paperでやる?」って思っちゃいそう(笑)。便利は便利、でもなんとなくオーバースペック感あり。

AI機能は「Viwoods AI Paperだからこその機能」というより「一般的なAI機能も付いている」という感じですが、勿論ついてると便利です。

ちなみに、ちょっと気になるかもしれないポイントがデータの送信先。

以前からLINEや最近では中国の生成AIで話題になりましたが、AI機能はクラウド経由で処理されてて、データはどこで保存されるかと言えば「アメリカのサーバー」。

アメリカのサーバーに保存されるにしても「OpenAIの仕組み」を使っているのでトレーニングデータとして使われることはありません。

(つまり、誰かに覗かれることはないよってこと)。

とはいいつつも「海外のサーバーにデータが行くのはちょっと…」って感じる人もいるかもしれないので、その辺りは頭の片隅に置いとくといいかもですね。

まとめ

「Viwoods AI Paper」は、「reMarkable2」「BOOX Note Air3」といった競合製品に匹敵する能力を持っているだけでなく、いくつかの点でそれらを上回る魅力がありますよね!

個人的には特に以下の点が良いと思います。

  • 優れたデザインと軽量設計
    薄型で持ちやすく軽量なボディ。(やはり軽いのは嬉しい!)
  • 直感的なユーザーインターフェース
    E Inkタブレット初心者でも扱いやすい。(設定が面倒でないのは嬉しいですよね)
  • 強力なAI機能
    手書き認識、要約、記事作成など、実用的なAIツールも付いている。(「あったら便利」がちゃんと揃ってる感じ)
  • 長持ちするバッテリー
    1回の充電で数週間持つタフさ。(充電の心配を忘れられるのは大きい!)

ただ、気になる点もいくつかあります。

  • ペンの品質と耐久性
    ペン先の強度や書き心地には改善の余地がありそう。ペン先が削れやすいのは気になりました。私が力を入れ過ぎなのかな...
  • プライバシーへの配慮
    クラウドベースのAI機能を使用する際のデータ保存先は少し念頭に置いておいた方が良いと思います。機密性の高いメモを取る場合は意識しておきたいですね。

Viwoods AI Paper は通常約550ドル(約83,700円)から始まり、セール時には499ドル(約74,000円)になることもあるようです。(日本では10万円以上になる場合もある)

価格は高めですが、「紙のように使えるデジタルノートが欲しい」とか「手書きメモを簡単にデジタル化したい!」と思っているなら、一度は試してみる価値はあると思います!

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